こんな作詞作曲してみたい!WooMが勝手に推薦するとても楽しい冗談音楽

このコラムは約6分で読め、必ずどこかで笑えます

jyodan_owarai

このコラムでは、笑える音楽、それでいて凄い音楽を紹介します! こんな作詞作曲してみたい! 

WooM(ウーム)!!!!!

 

「笑い」は音楽の重要な要素

音楽って、

  • 踊れる
  • 歌える
  • 泣ける

など、さまざまな感動を我々にくれますよね。そしてもう一つ、「笑える」も、大きな要素です。そこで、このコラムでは WooM-Song.Club が勝手に推薦するとても楽しい冗談音楽をお届けします。

人はなぜ笑うのでしょう? 笑いは健康にも良く、長生きの秘訣だとか聞きますよね。だったら、笑わにゃソンソン。今回ご紹介する楽曲で、自分の笑いのツボやポイントを探してみましょう。

文章は読まずに動画だけ見てもらえればOKです(笑)。

 

冗談音楽の王様「スパイク・ジョーンズ」

スパイク・ジョーンズは、日本の冗談音楽の礎(いしずえ)を築いた「ハナ肇とクレージー・キャッツ」や「フランキー堺とシティ・スリッカーズ」、「大瀧詠一さん」などに多大な影響を与えた、冗談音楽の王様です。

まずは、ロッシーニが作曲した、オペラ「ウィリアム・テル序曲」をお聴きください。

スパイク・ジョーンズ – ウィリアム・テル序曲

これは、世界中で流行りました。クラシック = 高貴 = 笑いと無縁……みたいな常識を完全に打ち破って、なんと競馬の実況中継を盛込んでしまうセンス!

しかも、「うがい」やピストルの音など、非楽器音を効果的に使いこなすアイデア。シンセサイザーやサンプラーなど、夢のまた夢の時代に作られた音ですが、そのクオリティーの高さに脱帽です。世界中で流行るのも納得です。

次は、TVのショーのようです。チャイコフスキーのメドレーですね。

スパイク・ジョーンズ – チャイコフスキーのメドレー

このショーが行われたのは1952年。日本のテレビ本放送の1年前です。さすがエンタメの本場、アメリカって凄いなという印象を持ちました。

クレージー・キャッツのアメリカ版のような感じもしますが、もちろん逆で、クレージーのお手本がスパイク・ジョーンズなのです。

ショーの頭に、原始人が出てきますが、「紀元前の音楽はこんな感じでした……そして、クラシックの時代になり、ジャズの時代になり……そして今、スパイク・ジョーンズは石でコツコツやってます!」というギャグなのです。

スパイク・ジョーンズを日本で広めたのは、役者であり音楽家でもあったフランキー堺さん。

「フランキー堺とシティ・スリッカーズ」という名前でレコードも出していましたが、なんとバンドメンバーには、

  • 桜井センリ(ピアノ)
  • 谷啓(トロンボーン)
  • 植木等(ギター、ボーカル)

つまり後のクレージー・キャッツのメンバーが入っていました。アルバムタイトルが、なんと、スパイク・ジョーンズ・スタイルです。

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次の映像は、日テレの伝説的 TVショー「シャボン玉ホリデー」から、クレージー・キャッツのショーです。スパイク・ジョーンズ色満載です。

クレージー・キャッツ – シャボン玉ホリデー

スーダラ節とか、植木等さんのヒット曲でしか知らなかった方も多いと想いますが、彼らの演奏の上手さは天下一品ですね。ギャグのセンスも洗練されていて、練りに練られた面白さがあります。

個人的な話ですが、母が(学生時代の)植木等さんと親しかったこともあって、自分的に思い入れも大きいので、いつか、WooM-Song.Club でもクレージー・キャッツの特集を組みたいと想います。

 

ローワン・アトキンス

ローワン・アトキンスは、ご承知の通り「Mr.ビーン」ですね。1990年にイギリスで始まった番組ですが、日本でも、90年代後半から大ヒットしました。

次の映像は、Mr.ビーンではなく、アトキンソンのショーのようです。もの凄いリズム感でドラムを題材に笑いを生み出していますね。

ローワン・アトキンス「見えないドラム」

続いて、2012年ロンドン・オリンピックのオープニング! ご覧になった方も多いでしょうね。Mr.ビーンの登場です。

Mr.ビーン – 2012年ロンドン・オリンピック オープニング

リバプール生まれのマエストロ、「サイモン・ラトル」が指揮するロンドン交響楽団との共演です。欧米、特にイギリスはこうした冗談やギャクを大切にしているのが羨ましいですね。

日本はどうでしょうか? 2020年の東京オリンピックで、こんな大胆な冗談音楽を展開できるでしょうか? 

 

死ぬほどヘタクソなBolero

音と映像は別物のようですね。音は、オーケストラのメンバーがそれぞれ持ち楽器を交換して、慣れない楽器で演奏しているらしいです。だから間違えたり、楽譜のキーがずれてたり……笑えます。映像は、マジな通常の演奏です。

しかし、この音楽と合わせると、指揮者が心底困惑しているように見えて、それがまたツボになります。瞬間で笑いをほしがる人々には向かないかもしれませんが、ジックリ聴いてみてください。

 

シュールな映像と音楽のコラボレーション

もう不思議でシュールで、癖になる世界感。音楽は「group_inou」というユニット。映像は、「AC部」

もし、このクリップにアンテナが響いた方は、「neco 眠る」の「ENGAWA DE DANCEHALL」もお勧めです。シュールな映像の作者は坂本渉太」さん。

neco眠る – ENGAWA DE DANCEHALL

ご参考に、野口が当時中学生だった娘とコラボレーションで遊んだ YouTube 作品があります。2009年にアップした円周率ソングです。

円周率ソング

最後は、2016年春、TV番組「行列のできる法律相談所」に出演していたので、それで見た方も多いと想いますが、3ピースのロックバンド「打首獄門同好会」です。

このバンドは、どの歌詞も面白くかつ深い! 「フローネル」なんてフローラルの香り? とか想っていたら、「風呂、寝る」ですからね。

打首獄門同好会 – フローネル

同じく、打首獄門同好会でもう一つ。

打首獄門同好会 – 日本の米は世界一

音楽に映像が付くことで、Something New が加わることは、特に、1980年の MTV の放送開始から皆が感じてきたことです。そして、2005年の YouTube 開始から、さらに音楽と映像のコラボレーションが自由になりました。

プロもアマチュアもない自由な音楽の発想世界が展開されています。作詞作曲、歌づくりに励んでいる皆さん、自作品と「映像」とのコラボレーションを考えてみるのもいいですね。

 

大切なのはギャップと一流テクニック

さまざまなタイプの冗談・笑いの音楽を聴いていただきました! それぞれに、笑いや微笑みのツボがあったと想いますが、皆さんはいかがでしたか?

今まで仲間とか家族に紹介して人気の高かった作品を紹介しましたが、「全然、おもろなかったよ!」……もちろんそんな方もいらっしゃるでしょう。

何をおもしろいと感じるかは、十人十色です。

スパイク・ジョーンズやクレージー・キャッツ系は、予想外、意外性から来る面白さですね。人は、ちょっとした驚きを笑いに変える力があるようです。

笑いには、演奏する側の技術とか信頼感も必要ですね。上手い人がやるから安心して見ていられるし、上手さと笑いのポイントとのギャップも大きくなって、より意外性につながります。

スパイク・ジョーンズやクレージー・キャッツは、半端なく上手いですよね。

ローワン・アトキンソンも同じですね。卓越した演技・表現力と表情で笑わせます。また、叩いたらネコだったとか、意外性もありますね。

へたくそボレロこそ、意外性の極致でした。上手いはずのオーケストラが間違えるなどあり得ないのに、まさかのボロボロな演奏だからこそ笑えますね。

繰り返しになりますが、正しい演奏動画とヘタな演奏を合わせたアイデアがよかったのです。ますます、意外性のギャップが広がりました。

AC部や坂本渉太さんは、シュールな笑いです。超絶技巧を感じさせるヘタウマの映像世界ですね。

あれ?

もう音楽を離れて、ヴィジュアルの話になっていますね(汗)。

この絵とこの音が組み合わさったからこそ、シュールな不思議感が生まれたのですから、絵も大事、音も大事! と言うことです。

打ち首は、映像も音も歌詞も演奏(歌)も全てが一流です! だから、安心して笑えます。デビューしてすでに10年選手と言いますから、これからもっともっと活躍してほしいですね。

※笑いには、危険も伴います。度を超すと嘲笑となり、皮肉やあざけりに使われます。音楽での笑いは、尊敬の心が根底にあってほしいです。

 

まとめ

これだけ、たくさんの冗談音楽を聴くと疲れるでしょう…。あとは風呂入って速攻寝る計画ですね。

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野口 義修

投稿者プロフィール

音楽プロデューサー。
ベストセラーの『作曲本』(シンコー刊)や『楽しく学べる作詞作曲』(ナツメ社)の著者。
あみんの「待つわ」、雅夢の「愛はかげろう」、アラジンの「完全無欠のロックンローラー」、 伊藤敏博の「さよなら模様」......など多くの才能やヒット曲を世に送り出す。ヤマハ音楽院、昭和音大で作曲などの講師を歴任。

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野口 義修

音楽プロデューサー。

ベストセラーの『作曲本』(シンコー刊)や『楽しく学べる作詞作曲』(ナツメ社)の著者。

あみんの「待つわ」、雅夢の「愛はかげろう」、アラジンの「完全無欠のロックンローラー」、 伊藤敏博の「さよなら模様」......など多くの才能やヒット曲を世に送り出す。

ヤマハ音楽院、昭和音大で作曲などの講師を歴任。

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