作詞作曲に役立つ!岡本太郎の名著「壁を破る言葉」

このコラムを読むとやる気がでます!

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写真は「明日の神話保全継承機構」より http://www.asunoshinwa.or.jp/index.html

このコラムでは、作詞家にも作曲家にも役に立つ……岡本太郎さんの著書「壁を破る言葉」をご紹介いたします。

作詞作曲も爆発だぁ!

WooM(ウーム)!!!!!

 

岡本太郎さんって?

本をご紹介する前に、岡本太郎について簡単にお話したいと思います。

岡本太郎さん(1911年(明治44年)2月26日 – 1996年(平成8年)1月7日)は、20才頃から10年フランスで過ごしました。そこで、ピカソの作品『水差しと果物鉢』に出会い、強い衝撃を受け「ピカソを超える」ことを目標に絵画制作に打ち込むようになりました。

・水差しと果物鉢:ピカソ作pitcher_and_bowl_fruit

第二次世界大戦後、日本で積極的に絵画・立体作品を制作しました。1947年(昭和22年)、太郎は新聞に「絵画の石器時代は終わった。新しい芸術は岡本太郎から始まる」という宣言を発表、当時の日本美術界に挑戦状を叩きつけました。また、縄文火焔土器を見て衝撃を受け、縄文土器を芸術として認めたのでした。

1970年の大阪万国博覧会では、プロデューサーとして『太陽の塔』を制作、世界中から注目を集めました。また、バラエティー番組やCMなどにも数多く出演、「芸術は爆発だ」「何だ、これは」などの流行語も残しました。

2003年、メキシコで行方不明になっていた『明日の神話』が発見され、復元後、現在は京王井の頭線渋谷駅連絡通路に設置さて、人々に愛されています。

・太陽の塔:岡本太郎 作

taiyonoto

・明日の神話:岡本太郎 作

asunoshinwa

 

名著「壁を破る言葉」

この本の帯には、「出口を探している、すべての人へ」とあります。そう、創作の迷い道を彷徨っている人の為の本なのです。

巻末にある、太郎さんの養女にして秘書の岡本敏子(おかもととしこ)さんの言葉も心に染みます。

ものを創る人は、必ず、ゆきづまるときがある。壁にぶつかる。それが創ることだと言ってもいいくらい。

苦しみ、もがき、出口がみつからない。そういうとき、どこでもいい、ぱっとひらいて見て下さい。必ずこの中に、壁を突き破るヒントがある筈だ。

岡本太郎の言葉は完結だが、自身の血をふき出す壮烈な生き方に裏打ちされている。理屈ではない、説教でもない、彼のナマ身がぶつかり、のり超えてきた、その痕跡なのだ。

誰かの役に、たちますように。

 

「壁を破る言葉」で登場する岡本太郎さんの言葉

評価されるなんていっさい必要なし! 音が好きならば、音になっていないといわれようと“音”をだす。これが前提だな。

もちろん作詞家、作曲家、画家……みんな、プロを目指すなら評価が必要になってきます。その前提として、自分は音が好きか? 絵が好きか? それならやってみろ! 太郎さんは僕らの背中を押してくれています。

昔の美術界では、原色というのは、女、子ども、あるいは下司下郎の好みだとされていた。
今はちがうけれどね。それで僕は原色をぶつけて絵を描いた。やっちゃいけないことをやる、それが面白い。

ヒットを狙うと「あれはダメ」「これもダメ」……ばかりが聞こえてきます。美術界も同じなのですね。

ダメなことをやってみる! ディレクターやプロデューサーにケンカを売るくらいじゃないと面白くない! それをやってきたから太郎さんは名を残したのですね。

ドキュメンタリーのすごさは、ものをものとしてほうり出す、そのナマナマしさにある。
変に、心を打とうとして感情の表現に傾くと、その強さがなくなってしまう。

DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)や作曲ソフトで音楽を創っていると、音楽の細部の細部まで聞こえてきます。それで、修正し、エディット(編集)し、つなぎ合わせ、きれいに聞こえるよう仕上げます。

結果は、太郎さんの言う通り、強さのない音楽になるのです。荒削りの美しさも、音楽の大事な要素ですよね。

優れた芸術には、飛躍がある。創造だから。
かならず見るひとに一種の緊張感を要求する。

「芸術のはなしだろ? オイラはポップス作っているし」と想わないでくださいね。

飛躍のあるポップス! 聞く人に緊張感さえ与えるポップス! きっと作れると想います。

人生は意義ある悲劇だ。
それで美しいのだ。
生き甲斐がある。

公募で落選。コンペで残念! 公募で落選。コンペで残念! その無限ループ! やってられなくなる瞬間が来ることもありますね。

それでこそ……生き甲斐があるのですね。やってられなければ……一度休めば良いし、やめたっていいもんね。なにがあっても人生は美しいし、生き甲斐があります。自分の音楽を信じられるなら! 愛することができるなら! 無限ループもなんのその!

下のようにも言ってくれています!

われわれの世界、環境は無限の迷路だ。
だからこそ生きがいがあり、情熱がわく。

作家としては、無限の迷路にたたずむ人にこそ、我々の音楽を届けたいと想いますよね。届けた先には、きっと我々自身も立っています。

次は、青春の三連発!

自分の信じること、こうだと思うことに、わき目もふらず突き進むだけだ。

若さというのは、その人の青春に対する決意で決まる。

いつも自分自身を脱皮し固定しない。そういうひとは、つねに青春をたもっている。

このサイト WooM-Song.Club ご覧いただいているあなたは、青春まっただ中でしょうか?

太郎さんからのアドバイスは、

  • 突き進め!
  • 決意しろ!
  • 脱皮しろ!

それができることを青春というのですね。

不動のものが価値だというのは自分を守りたい本能からくる錯覚に過ぎないんだよ。
破壊こそ創造の母だ。

ポップスやロック、ジャズは、破壊と創造を繰り返してきました。もちろん、リアルタイムのクラシックもキットそうだったでしょう。

作家は、創作という経験によって自分らしさを見付け、自己を確立します。でも、その「らしさ」にすがって生きていくのは、楽だけれど先がない。

不動などに意味はない! 自分を破壊しろ! 太郎さんはそうして生きてきたのですね。

ぼくのコミュニケーションに対して賛成でも反対でもいい、
応じてくれる人ぜんぶが、ぼくの友達だ。

無意識に、賛成派をまわりにおいていないか?

作家として、反対派を意図的に遠ざけていないか?

野口も胸に手を当てて考えてみます。

ウームソング・ドット・クラブでは、音楽の名の下に、すべてが友達の精神でいきたいんです。

……ありがとう、岡本太郎さん。


う~~ん、どれを読もうかな?

gogonohi

 

まとめ

岡本太郎さんの強い言葉、愛のある言葉、人間的な思いやりのある言葉、作家同士分かり合える言葉……ぜひ、読んでいただきたい言葉集です!

野口 義修

投稿者プロフィール

音楽プロデューサー。
ベストセラーの『作曲本』(シンコー刊)や『楽しく学べる作詞作曲』(ナツメ社)の著者。
あみんの「待つわ」、雅夢の「愛はかげろう」、アラジンの「完全無欠のロックンローラー」、 伊藤敏博の「さよなら模様」......など多くの才能やヒット曲を世に送り出す。ヤマハ音楽院、昭和音大で作曲などの講師を歴任。

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野口 義修

音楽プロデューサー。

ベストセラーの『作曲本』(シンコー刊)や『楽しく学べる作詞作曲』(ナツメ社)の著者。

あみんの「待つわ」、雅夢の「愛はかげろう」、アラジンの「完全無欠のロックンローラー」、 伊藤敏博の「さよなら模様」......など多くの才能やヒット曲を世に送り出す。

ヤマハ音楽院、昭和音大で作曲などの講師を歴任。

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