「はじまりのうた」に胸がキューンとなって

このコラムは約5分で読めますが
この映画は見終わるのに約1時間40分かかります
( ゚д゚)ハッ!
 

はじまりのうた

今回は、作詞作曲をやっているとか、バンドをやっているとか、シンガーソングライターを目指しているとかそんな方に、超絶お勧めの音楽映画

「はじまりのうた(原題:BEGIN AGAIN)」をご紹介します。

そういえば、「映画音楽」と「音楽映画」とは単語の順番が違うだけなのに意味が全然違いますね(笑)この映画は、ひと言で言えば、「映画音楽」が素晴らしい「音楽映画」です。

久々に、猛烈に感動しました!その感動のポイントを、そのまま熱く熱く(ネタバレ御免)ご紹介したいと思います。

作詞家、作曲家、シンガーソングライターを志す皆さん! プロデューサーを志す皆さん! そして、音楽を愛する皆さん!

「はじまりのうた」の世界へようこそ。

WooM(ウーム)!!!!!

 

 

「はじまりのうた」はこんな音楽映画

「はじまりのうた」は2015年の2月に発表され、87回アカデミー賞で歌曲賞(主題歌に与えられる賞)にノミネートされました。とにかく、テーマソングが素晴らしいです!

主人公は、素晴らしいメロディーセンスを持った女性シンガーソングライター「グレタ」

今は落ち目だけれど、昔は超大物だった音楽プロデューサー「ダン」

グレタと一度は恋に落ち、楽曲を共作したアーティスト「デイブ」

デイブ役はなんと、マルーン5のボーカル、アダム・レヴィーン(映画初出演)

この設定だけで、音楽を作っている皆さんなら、そうとう気になってきますよね。

プロデューサー・ダンに恩義を感じているラッパー「トラブルガム」役は、大物黒人ラッパーのシーロー・グリーンが好演しています。

さらに、グレタの大学時代の友人で、売れないミュージシャン「スティーブ」役は、どこかで見たことあるなぁ思っていたら、映画「ワンチャンス」で主人公のポール・ポッツ役の俳優さんでした。

人間関係を見ていくだけでも、素晴らしいドラマを感じることができます。

 

「はじまりのうた」のあらすじ

はじまりのうたの、あらすじです。

音楽プロデューサーのダン。かつては人気ミュージシャンを次々と発掘し、ヒットを飛ばしてきた彼だったが、すっかり時代に取り残され、ついには自分が設立したレコード会社をクビになってしまう。

失意のまま飲み明かし、酔いつぶれて辿り着いたバーで、ふと耳に飛び込んできた女性の歌声に心を奪われる。

小さなステージで歌を披露していたのは、シンガーソングライターのグレタ。ブレイクしたミュージシャンの恋人デイヴに裏切られて別れたばかりで、今も失意のどん底。そんなグレタに一緒にアルバムを作ろうと提案するダン。

お金のない2人がスタジオに選んだのは、なんとニューヨークの街の中。ストリート・ミュージシャンたちに参加してもらい、大胆にも路上でゲリラ・レコーディングを敢行してしまう2人だったが…。

(映画データベース「allcinema」より)

まずは、歌曲賞にノミネートされた主題曲「LOST STAR」を主人公の女性シンガーソングライター・バージョンで聴いてみてください。

キーラ・ナイトレイ – Lost Stars

なんて美しくも切ないメロディーでしょうか。アコギのストラミング(カッティング)が胸に染みますね。

主演女優のキーラ・ナイトレイが、初めて歌に挑戦したのですが、その声はキュートでなこと。ニューヨークの街中で、ゲリラ・レコーディングをする様子が、若きアーティストの皆さんの胸を刺激するでしょう。

 

糸と糸が織りなし歌が生まれる

この映画には、さまざまな人間関係が描かれています。

ミュージシャンとプロデューサー、離婚間近の夫婦、父と娘、別れた恋人、男女の親友(音楽仲間)、バンド仲間、浮気の関係。

それぞれの関係を一本の糸とすると、この映画は無数の糸で織り上がった極上の織物と言えます。まさに「糸と糸が織りなし歌が生まれる映画」です。

素晴らしい脚本!一本一本の糸には、すべて音楽が関わっているのです。ワイルドでナチュラルに仕上がっていますが、実はそうとう緻密に細部まで計算されて描かれています。

もし、皆さんが音楽をやっているのなら、映画に描かれた糸のどれかを、自分のことのように感じると想います。

これだけたくさんの人間関係が登場しても、上映時間は1時間44分。そんなに長い映画ではありません。

まるでオーケストラのように、人間関係が協和音、時に不協和音となってスクリーンの中で響いている感じです。

 

編曲(アレンジ)が重要なキーワード

詳しくは、コラムPart2でお話ししますが、この映画は編曲(アレンジ)ということに、とても重要な意味を持たせています。

特に、プロデューサーのダンがライブバーで、主人公のグレタと出会うシーン。そこに「編曲」の重要さやイマジネーションが、素敵な音楽と共に描かれています。

ダンは人生最悪の日で、飲んだくれています。グレタも恋人と別れたばかり、そんなプロデューサーとシンガーソングライターを引き合わせるのも、当然のように音楽でした。

作曲派の方も、作詞派の方も、もちろんシンガーさんも、この映像には 胸が熱くなる と想います。正直、僕は泣けました…。

このシーン、どうやって言葉で紹介しようと考えていたら、なんと、YouTubeに上がっていました。

説明いりませんね。

自分は作曲家。人前で歌うことには、あまり自信がないグレタ。

自分が立ち上げたレコード会社からクビを宣告されて酔いつぶれているダン。

途中から、彼の頭の中に、サウンドが鳴り始めます。

そう、正真正銘、まさにヘッドアレンジです。

キーラ・ナイトレイ – A Step You Can’t Take Back

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まとめ

するどい音楽映画には、作曲や作詞、アレンジのヒントが満載です。特にこの映画は、創作のリアリティが半端ないです。

「はじまりのうた」は、プロアマ問わず、全ての音楽家に見てほしい傑作音楽映画です。

ウームソング・ドット・クラブ部長の野口から作詞や作曲を学びたい、一緒に楽曲制作をしたいという方は、こちらから気軽にご相談ください!
P.S

みなさんの一押し「音楽映画」は何ですか?

心に残る素晴らしい音楽映画を、当サイトでご紹介したいと思います!

下記より、コメントお待ちしています!

野口 義修

投稿者プロフィール

音楽プロデューサー。
ベストセラーの『作曲本』(シンコー刊)や『楽しく学べる作詞作曲』(ナツメ社)の著者。
あみんの「待つわ」、雅夢の「愛はかげろう」、アラジンの「完全無欠のロックンローラー」、 伊藤敏博の「さよなら模様」......など多くの才能やヒット曲を世に送り出す。ヤマハ音楽院、昭和音大で作曲などの講師を歴任。

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野口 義修

音楽プロデューサー。

ベストセラーの『作曲本』(シンコー刊)や『楽しく学べる作詞作曲』(ナツメ社)の著者。

あみんの「待つわ」、雅夢の「愛はかげろう」、アラジンの「完全無欠のロックンローラー」、 伊藤敏博の「さよなら模様」......など多くの才能やヒット曲を世に送り出す。

ヤマハ音楽院、昭和音大で作曲などの講師を歴任。

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