10代20代に大ブレイク中の「SHISHAMO」は歌詞も曲も凄い!

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shishamo

話題の女子スリーピース・バンド『SHISHAMO』は、楽曲のクオリティーが凄いバンドです!

SHISHAMO は、

  • Gt,Vo 宮崎 朝子 さん
  • Ba 松岡 彩 さん
  • Dr 吉川 美冴貴 さん

……の3人組。作詞・作曲をプッシュしている当サイトとしては、当然のように彼女たちの音楽やパフォーマンスを応援したく、ここに特集します! 

WooM(ウーム)!!!!!

 

大ブレイク中のSHISHAMOとは?

中高生のロック・アイドル! 女子スリーピース・バンド『SHISHAMO』が今、すごく話題になっていますね。高校の部活で結成して6年で武道館とは驚きです。

彼女たちのオフィシャル・サイトには…

2016年1月4日、初の日本武道館単独公演を開催。チケットSOLD OUT!!! デビューアルバムから約2年、メンバー平均年齢20.4歳で迎えた武道館を大成功に収める。

SHISHAMO Official Website

……とありました。凄いですね。

その人気を支えているのが、10代20代のファン。ライブでは、初めてライブ来ました的な中学生もいるそうです。メンバーたちから感じる……学校の先輩感とか、街の普通のカフェにバイトしてる気さくな学生バイトさん感が、TEENS のファンにはたまらないのでしょうね。「接しやすい~~」って感じ。

それで、音楽聞くと凄いんです!

 

SHISHAMOの魅力は楽曲

shishamo3作詞作曲は、Gt,Voの宮崎朝子さん《写真でセンター》が、担当しています。彼女自身、SHISHAMOの魅力は「曲」だと発言しています。

実際に、野口も聴いていて……とにかく楽曲にポップさが満ち溢れているのです。ギター、ベース、ドラムス(通常、ギター・トリオとかスリーピース・バンドとか呼びます)の3人で作り出すサウンドは、キュートでポップです。

楽器の演奏力とかは、超絶テクニックというわけではありません。でも、アイデア豊かに、サウンドを構築しているので、出音(でおと)がカラフルです。使われているコード進行やリズム・スタイルもバラエティー豊かで、沢山の引き出しがあるなぁと感心するのです。ほんの2年程前は、高校の軽音部で顧問の先生に指導してもらっていたんですから、ほんと驚きです。

オリジナルに挑戦する前は、しっかり自分たちの好きなバンドのコピーをして、実力を磨いていたからこその『今』なのですね。まずは、1曲聴いてください。

SHISHAMO – 君と夏フェス

ギターポップというかパワーポップな楽曲。この手の楽曲に必要なアイデアは、すべて盛り込んでいるのが嬉しいですね。2014年に発表された頃は、ちょうど、夏フェスとかが盛り上がっていましたから、ドンピシャなタイミングでリリースされたなと感じます(2014年7月2日リリース)。すでに、700万回を越す再生回数は、彼女たちの人気のバロメーターですね。

 

ポップスとは定番の美学

「君と夏フェス」は、定番なコード進行……ハ長調でいえばC-E7-Am~といったちょっぴり切ないコード進行……Bメロディー最後でのリズムのキメ(観客のクラップ・ポイント)、Bメロの4度(サブドミナント)から4度マイナー(サブドミナント・マイナー)の哀愁進行(ビートルズも大好きなコード)、サビからの半音上への転調(EメジャーからFメジャー)……などなど、THIS IS POPS になっていますが、オリジナルとして小慣れていて借り物感はありません。

「ポップスは定番の美学」です。最近(ここ数年)、流行<はやり>の EDM もそうなのですが、ポップスは、先人たちの残した無数のポップ・フレーバー満載フレーズやコードやリズム・パターンを組み合わせ再構築して作り出す音楽なのです。その中に、自分たちのオリジナリティーを練り込んで個性にしていきます。

彼女たちは、現段階(若干20歳の乙女たち)でポップスの美学を本当によく知っています。だから、あっと今に TEENS の心をつかんだのですね。もちろん、大人たちにも SHISHAMO のポップ性は伝わっています。これからが楽しみです!

 

宮崎朝子さんの真摯な曲作り!

あるインタビューで宮崎さんは、

前のアルバム<「SHISHAMO」>は一聴しただけでそれぞれの楽曲の世界がわかるストーリーになっていたと思うんです。でも今回<「SHISHAMO2」>は物語に収まらない気持ちというか、結末のないもやっとした気持ちも曲にするようになりました。なんかちょっと私、大人になったのかもしれないです。

「音楽ナタリー」より引用

……と答えていました。曲作りをすでに深く見つめているのが分かりますね。

ファンの皆さんや作詞作曲をしている皆さんにとって、とても関心があるのは、詞先?曲線?どうやって作るの? でしょうね。

それについては、

私歌詞がないと曲が作れないんですよ。だから曲を作るために歌詞を書いていて、歌詞は先にできるものの、ある種副産物的な位置付けなんですよね。一番大事なのは曲そのものなんです。歌詞を元にして、音の重なりやメロディで一番グッと来るところを探しながら曲を作っています。

「音楽ナタリー」より引用

……詞先でしたね。ファンにとっては、その等身大の歌詞が人気の的なのですが、なんと、彼女は曲そのものが重要! と断言しています。とても、新鮮な感覚だと思いました。

SHISHAMO – 中庭の少女たち

 

ファンを虜(とりこ)にする等身大の歌詞!

テレビやSNSなどで聞く若いファンたちのリアクションは、やはり「自分の事を歌ってくれている」! というものが多いです。

『僕に彼女ができたんだ』 作詞:吉川美冴貴 作曲:宮崎朝子

かわいいあの子と僕だけの
二人で決めた大事な約束
「付き合ってることは みんなに内緒」
ああだけど…!

僕に彼女ができたんだ それはそれはかわいいんだ
僕に彼女ができたんだ 今すぐ誰かに自慢したいよ

『さよならの季節』 作詞作曲:宮崎朝子

卒業式終わったのに 私の恋は終わってくれない
今日が終わって明日が来たら
私とあなたをつなぐものはひとつもないよ

『僕に彼女ができたんだ』作詞の吉川さんは、ドラム担当ですね。彼女は、SHISHAMO結成メンバーで、もともと作詞などは全くしていませんでした。

朝子が曲を作って持ってきたとき、自分にも何かできることがないかなと思って、作詞をしようと思ったんです。でも朝子に見せるのが恥ずかしくて、歌詞ができてから3ヶ月もかかってようやく見せる決心がつきました(笑)。そしたら、2日後くらいに「曲作ってきたよ」って言って朝子がこれ<絆創膏>を持ってきたんです。

……わたしが歌詞を書いたら朝子が曲を作ってくれるんだ、と思って、これからは歌詞を書けるときは書こうと決意しました。

「Musicshelf」より引用

ドラムスで作詞! 作詞家の松本隆先生を思い出しますね。頑張ってほしいです!

 

曲のそこかしこにビートルズ!

野口は、最初に彼女たちの音楽を聴いたときに、そこかしこに、ほのかなビートルズ・フレーバーを感じました。おそらく彼女たちは、ビートルズ第四世代~なのだと思います。直接は聴いていないけれど、ビートルズ好きなアーティストのサウンドから間接的に受け取っているのだと感じました。

ビートルズ世代は60代以上<井上陽水、小田和正>、第二世代は50歳前後<奥田民生、桜井和寿 =ミスチル>、第三世代は3~40歳前後<AIKO、椎名林檎、和田 唱=トライセラトップス>、20歳前後は第四世代!

この中で、AIKOさんのビートルズっぽさは、半端ないですし、椎名林檎さんも若いころにビートルズのカバーをしてたそうです。その時、ドラムを叩いていたので、ニックネームが「リンゴ」になったそうです。

SHISHAMO のサウンドを聴いて感じるほのかなビートルズのフレーバーは、実は、この二人から遺伝しているのかと思いました。SHISHAMO のプロフィールを見ても、フェイバリット・アーティストにお二人の名前は発見できませんが、確実に、メロディーのフレージングやコード使い、息遣いに、時折……AIKOさんや林檎さんを感じます。

そういえば、奇遇ですが……AIKOさんと林檎さんは、同じヤマハのティーンズ・ミュージック・フェスティバルの舞台に立っています。そして、SHISHAMO は、やはり高校生のバンド大会「TEENS ROCK IN HITACHINAKA 2012」で優秀賞&ベストボーカル賞を受賞しています(なんと結成した年です!)。

この三組、深い所でつながっているのかもしれませんね。

SHISHAMO – 僕、実は

現時点(2016年)での最新作、2016年9月7日リリース シングル「夏の恋人」をご紹介します。アコギ(アコースティック・ギター)を導入し、ストリングを加えるなど確実に、着実に創作の幅を広げていっていると思います。ボーカルの表現力も格段の成長を遂げていますね。

これからが、楽しみです。

SHISHAMO – 夏の恋人

 

まとめ

最初に書いたように、ポップスとは定番の美学です。SHISHAMO には先輩や先達のいいところをがンガン採り入れて、これからも凄い曲を発表していってほしいです。そして、創作を続けるということは、果てしない自分探しの旅を続けるということです。三人には頑張ってほしいです。ウームソングは、彼女たちを応援していきます!

SHISHAMOを聴いて、自分も作詞や作曲をはじめたくなった方。ウームソング・ドット・クラブの会員サービス「ウームソング・メンバーシップ」で作詞作曲を学びませんか? まったくの初心者でも大歓迎です!

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野口 義修

音楽プロデューサー。

ベストセラーの『作曲本』(シンコー刊)や『楽しく学べる作詞作曲』(ナツメ社)の著者。

あみんの「待つわ」、雅夢の「愛はかげろう」、アラジンの「完全無欠のロックンローラー」、 伊藤敏博の「さよなら模様」......など多くの才能やヒット曲を世に送り出す。

ヤマハ音楽院、昭和音大で作曲などの講師を歴任。

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