ビートルズ来日50周年記念!世界のビートルズ・チルドレンおすすめ5バンド!
- 2016/5/17
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このコラムでは、「世界のビートルズ」と題して、ビートルズ・ラブを感じさせるバンドや名曲の数々をご紹介いたします。
どうぞ、「世界のビートルズ」の世界に熱いハートをフォーカスして下さい。
WooM(ウーム)!!!!!
世界中のビートルズ・チルドレン
ビートルズがいたから音楽を始めた! ビートルズに憧れて曲を作り始めた! 世界にはそんなミュージシャンがいっぱいいます。
そして、そんなビートルズ・チルドレンの中から、新たなる時代を作り出す天才も生まれてきました。
そこで、今回は、ビートルズに影響を受けて音楽を始めたミュージシャンやバンド。その楽曲を「世界のビートルズ」として紹介したいと想います。
※個人的な思い入れ100%で選ぶ日本のビートルズ6選も合わせてお楽しみください。
エミット・ローズ
デビュー当時、一人ビートルズ、ミニ・ポール・マッカートニー……など、いろいろなキャッチフレーズが付けられていたエミット・ローズ。
ビートルズが解散した1970年にソロとしてデビュー。そのアルバムは、すべての演奏を一人でこなした多重録音による作品で、メロディーの素晴らしさから大きな大きな注目を集めました。
エミット・ローズ – Somebody Made For Me
エミット・ローズ – With My Face On The Floor
この2曲を聴いただけでも、彼が稀代のメロディー・メーカーだと感じていただけましたでしょうか? ビートルズ・ファンにとっては、たまらなくスイートなメロディーです。
本当にポールっぽいのですが、ポールの何かの曲に似せた模倣曲なんかではなく、エミット・ローズの個性が光っているのが魅力です。
ビートルズに対する深いリスペクトと研究があったからこそ、こういったフレーバーのメロディーが書けるのですね。
さて、このコラムを書くために、改めて「エミット・ローズ」で検索をかけました。その結果、野口は驚いて小躍りしました!
2016年2月! なんと、43年ぶりのニューアルバム「Rainbow Ends」が完成していたのです。デビューアルバム(アナログ盤)を擦りきれるまで聴いた一ファンとしては、軌跡の復活です。
エミット・ローズ復活ストーリー <いったん外部のサイトにリンクで飛びます!>
エミットの大ファンでもあったミュージシャンが Facebook で偶然見付けた「エミットと友人という女性」にメッセージを出したことから奇跡のストーリーが始まります。
そこから7年、ミュージシャンとエミットは友情を築き上げ、今回のアルバムにつながるのだそうです。この40年、エミットにはさまざまな苦難や闇もあったようです。
それが、すべて新しいメロディーを生み出すエナジーにつながったのではないでしょうか?
これは、聴かねば! と早速、ポチリました。
20代から60代への変遷。年輪を重ねた男の顔!
ちなみに、デビューアルバムを聴きたい方は……
よかったら、感想などをコメント欄におねがいいたしますね!
クラトゥ
カナダのスタジオ・ミュージシャンによって結成された覆面バンド。
1973年のデビューアルバムが、あまりにビートルズっぽいため、ビートルズのメンバーがお忍びで参加しているのではないか? とマジに噂になりました!
聴いていただくと……ご理解いただけるかと想います(笑) 特徴は、ビートルズ中期のサイケで複雑な雰囲気の楽曲を得意としていたことです。
ここで紹介するのは、特に、ビートルズフレーバーが弾けているナンバーです。
クラトゥ – California Jam
後にカーペンターズ(彼らもビートルズのカバー「涙の乗車券=Ticket To Ride」でデビューしたビートルズマニア)が、アルバムでクラトゥの「Calling Occupants」をカバーしました。
ザ・カーペンターズ – Calling Occupants of Interplanetary Craft
メロディアスなベースや全体の雰囲気からビートルズ LOVE がにじみ出ていますね。しかし、彼らも、次第にビートルズから距離を置き、1982年解散しました。
エリック・カルメン(ラズベリーズ)
ビートルズ・ファミリーの三兄弟! 末っ子のエリック・カルメン。
WooM-Song.Clubで、勝手にビートルズ・ファミリーの三兄弟と名付けました。どちらかというと、ポール三兄弟かもしれません。
- 長男 エルトン・ジョン
- 次男 ビリー・ジョエル
- 末っ子 エリック・カルメン
全員、ピアノがメインのシンガーソングライター。
クラシックからロックまでをこなし、とてつもなく美しいメロディーを書ける三兄弟です。
ちなみに、エルトン・ジョンが1947年、ビリー・ジョエル1949年5月、エリックは1949年8月です。
※ポール・マッカートニーは、1942年生まれ
その中で、今回は、エリックをご紹介します。3歳から、クリーブランド音楽大学の研究所に登録されていたといいます。6歳からは、本格的にクラシックを学び出した早熟の天才です。
エリックの特徴は、その甘く切ないメロディーによく表れています。どんなにポップでアップテンポなロックンロールを作っても、メロディーの華麗さはピカイチです。
彼が大好きなポール・マッカートニーの雰囲気も感じられます。彼がリーダーとなってヒットを連発したラズベリーズを聴いてみましょう。
ラズベリーズ – Let’s Pretend
GメジャーとEマイナー、平行調を行き来しながら、とてつもなく美しいメロディーに仕上がっています。出だしの G – FonG のコード進行で聞き手の耳をグッと惹き付けます。
しかも、歌詞が「夜寝られないんだ 君がそばにいてくれたらって想ってる……」とか言われたら、女性ファンはメロメロですね…。妄想
ラズベリーズ – Nobody Knows
語りかけるようなAメロディーの優しさ、タイトル連呼のBメロディー、泣きの大サビ(1分3秒くらいから)
ラズベリーズ – Go All The Way
イントロのギターリフは、Aメジャー。でも、Aメロは、短三度上に転調してCメジャー。サビでAメジャーに戻ります。大サビでも転調が繰り返されて、盛り上がります。さりげなくも知的なロックンロールです。
エリックは、バンド解散後ソロとして独立し、「オール・バイ・マイセルフ」という曲で大ヒットを残しています。この曲は、ラフマニノフの交響曲を元に作られていることでも有名です。
最後のリフレインの前の置かれる序奏部分バースはセルゲイ・ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18第二楽章(アダージョ・ソステヌート)を基礎に作られている
(Wikipediaより)
エリック・カルメン – All by myself
スターズ・オン45
1981年、ビートルズの楽曲を繋げたディスコ・ソングが大ヒットしました。驚くのは、どう聞いてもビートルズのオリジナルじゃねぇ? というほど、オリジナルのビートルズにソックリだったのです。演奏も声もです。
それがスターズ・オン45。
オランダの企画バンドらしいのですが、とにかく流行りました。全米でも1位を記録したので、単なる受け狙いの企画物、ぱちもんではありません。
演奏者も、ボーカルも、エンジニアも、プロデューサーも……スタッフ全員にビートルズ愛が無ければ出来ない仕事ですね。
この動画を編集してアップしてくれた、totefliege2011さんも、すごいビートルズ愛に満ちた仕事をしてくれました!
なにしろ、カバーであるスターズ・オンの音源に、リアル・ビートルズの動画を乗せながら、部分部分リップシンクまでしています。で、曲によってはコピーバンドの動画をあえて貼っているところもシャレていますね。
スターズ・オン45 – The Beatles – Full Compilation
ザ・ファブフォー
もし、世界一のビートルズ・コピー・バンドを推薦しろと言われたら、迷わず、ファブフォーの名をあげるでしょう。アメリカのバンドで、演奏・ルックス共に最高で、野口的には最大のリスペクトです。
でも、たかがモノマネでしょって声も聞えてきます。違います! 彼らの演奏を聴けば、観れば、それが超一流のプロフェッショナルだと実感できるのです。
まずは、ご覧下さい。
ザ・ファブフォー – ビートルズ前期
ザ・ファブフォー – ビートルズ中期
ザ・ファブフォー – ビートルズ後期~解散後
ポールはチャンと左利きだし、ジョンがなんとキーボードの名手だし……リンゴもジョージもいけているし……多くのプロのミュージシャンたちが彼らと共演したいとオファーしているというのも分かりますね。
こうやって「世界のビートルズ」たちを並べてみると、本当に多くのミュージシャンたちが、彼らを尊敬し、彼らから多くのものを学んできていると感じます。そして、それを後生に伝えようと努力しているのも伝わってきます。
ありがとう、世界のビートルズたち! そしてビートルズ!
まとめ
繰り返します!
ありがとう、世界のビートルズたち! そしてビートルズ!
……これに尽きますね。
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