NHKリオオリンピックテーマ曲!安室奈美恵「Hero」の歌詞と年代別テーマ曲

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オリンピックを盛り上げる大きな要素に、オリンピックのテーマ曲、イメージソングがありますよね。このコラムでは、オリンピックのテーマソングの歌詞を分析して、歌詞とコンセプト、キーワードといったテーマで解説したと思います。

作詞家を目指すみなさん、歌詞を書きたい皆さんは、2020年の東京オリンピックのテーマ曲作詞をゲットしましょう!

WooM(ウーム)!!!!!

 

リオオリンピックの各局のテーマ曲

2016年のリオオリンピックの各テレビ局のテーマ曲はどうなっているでしょうか?

  • NHK:安室奈美恵「Hero」
  • 日本テレビ:嵐「Power of the Paradise」
  • TBS:SMAP「ありがとう」
  • テレビ朝日:福山雅治「1461日」
  • フジテレビ:EXILE「Joy‐ride ~歓喜のドライブ~」
  • テレビ東京:和楽器バンド「起死回生」

……さすが、オリンピックという世界的なイベントのテーマだけに、大物アーティストが集結しましたね。また、何をやるにも一味個性的なテレビ東京は、和楽器バンドという(比較的新しい)アーティストを起用しています。

その中で NHK:安室奈美恵さんの「Hero」をご紹介しましょう!

安室奈美恵 – Hero

・Hero(歌:安室奈美恵 作詞作曲:Ryosuke Imai・SUNNY BOY)

I’ll be your hero
I’ll be your hero

いろんな色で染まる 世界で一人で
振り向かなくてもいい
今までの君のまま進めばいいから
あきらめないで everyday

君だけのための hero
どんな日もそばにいるよ
Oh Oh… I’ll be your hero
君だけのための hero

強くなれる訳は 大切な人が
常に笑顔で支えてくれた

だから乗り越えられる
険しい道のりも

君と交わした 約束の場所
たどりついてみせる
いつか必ず forevermore

君だけのための hero
どんな日もそばにいるよ
Oh Oh… I’ll be your hero
Oh Oh… And you are my hero

響く声に そっと耳傾ければ
離れていても みんなの想いが
今まで私の背中を押してくれたよね

君だけのための hero
どんな日もそばにいるよ
Oh Oh… I’ll be your hero
Oh Oh… And you are my hero

どこまでも
すべて君のために走る
永遠に
輝くあの星のように

君だけのための hero
限りなく遠い道も
君とならどこまでも
夢つかむまできっと

君だけのための hero
いつまでもそばにいるよ
君だけのための hero
君だけのための hero
Oh Oh… I’ll be your hero
Oh Oh… And you are my hero

Oh Oh… I’ll be your hero
Oh Oh… I’ll be your hero

……選手目線の歌詞という解釈が可能ですね。通常、日本代表などの選手は、国を背負って、多くの人々のために! といったイメージがありますが、選手も人間! 自分の大切な人の為に戦ってもいいんだ! という内容ですね。

さすが NHK のオリンピック・パラリンピック応援曲だけあって、ダウンロードサイトでは、発売と同時に軒並み1位を記録しました。

 

「hero」の歌詞のオリンピックを象徴するフレーズ・単語

hero の歌詞の中には、オリンピックならではのフレーズや単語が散りばめられています。

  • 『いろんな色で染まる』……メダルの輝きを象徴しているようにも、読めますね。「一番 良い色のメダルを~~」は、オリンピックのインターネットの定型のフレーズになっていますよね。
  • 『強くなれる』……これは、そのままスポーツマンの思いを表現していますね。
  • 『約束の場所』……勝利を象徴する比喩と考えられます。また、「表彰台の一番高いところ~~」を意味しているようにも読めます。
  • 『響く声』……応援、歓声、激励……ですね。
  • 『永遠に 輝くあの星』……まさに、スターになる! ですね。
  • 『限りなく遠い道』……勝利への長く苦しい道程(みちのり)でしょう。
  • 『夢つかむまで』……勝利するまでという意味ですね。

……オリンピックのテーマ曲に相応しい言葉が並んでいます。これを伝えたい! という作詞家的な発想で書かれた歌詞ではないように想います。

関連の語をドンドン並べることで、次第に作家の中で、歌詞の意味合いが形作られていく……そんな作詞法のように想えるのです。ある意味、非常に現代的な、今風の歌詞です。

 

『日本オリンピックのテーマ曲』といえば……

さて、hero の歌詞の分析はここまでにして、ここからは日本で開催されたオリンピックのテーマ曲についてお話したいと思います。

日本オリンピックのテーマ曲と言えば、1964年の東京オリンピックの為に作られた『東京五輪音頭』を想い出します。50歳以上限定?

歌は各社競作でいろいろな人が歌っていましたが……最終的には、三波春夫さんのバージョンが一番売れました。その年だけで130万枚も売れたそうです。

まさに、国民的な愛唱歌、オリンピックの象徴となったのですね。

三波春夫 – 東京五輪音頭(作詞:宮田隆 作曲:古賀政男)

盆踊りの盆踊りのノリで踊れる……音頭そのものですね。1964年のオリンピックを体験した世代は、その想い出と共に、この楽曲が心の中に残っています。それこそが、オリンピックを応援する歌、オリンピックを記念する音楽ですね。

2020年には、どんな音楽が記念歌に鳴るのでしょうか? 今から楽しみですね。

 

1972年 札幌オリンピックのために書かれた公式ソング「虹と雪のバラード」

「虹と雪のバラード」(にじとゆきのバラード)は、1972年2月に開催された札幌オリンピックのテーマソングです。そう、公式の「札幌オリンピック組織委員会選定/札幌オリンピックの歌」です。

……というのも、現在のオリンピックの応援ソングは、各テレビ曲の実況中継のテーマソング! という位置づけなのです。ですから、上記したように放送局でみな違うのですね。

・虹と雪のバラード(歌:トワ・エ・モア 作詞:河邨 文一郎 作曲:村井邦彦)

虹の地平を 歩み出て

影たちが近づく 手をとりあって
町ができる 美しい町が
あふれる旗 叫び そして唄

ぼくらは呼ぶ あふれる夢に
あの星たちの あいだに

眠っている 北の空に
きみの名を呼ぶ オリンピックと

雪の炎に ゆらめいて
影たちが飛び去る ナイフのように
空がのこる まっ青な空が
あれは夢? 力? それとも恋

ぼくらは書く いのちのかぎり
いま太陽の 真下に

生まれかわる サッポロの地に
きみの名を書く オリンピックと

生まれかわる サッポロの地に
きみの名を書く オリンピックと

……なんというスケールの大きな歌詞でしょうか! 作詞の河邨 文一郎さんは、詩人で元札幌医科大学教授です。その土地に住み、その土地を愛する詩人の言葉が、輝いています。借り物や寄せ集めではない……リアルな言葉が、重く響きます。

作曲の村井邦彦さんは、「翼をください」(歌:赤い鳥)を作曲した大作曲家であり、ユーミンや YMO を世に送り出したプロデューサーでもあります。エバーグリーなメロディーで、スケール感もありますね。

歌詞をみてみると、「町ができる 美しい町が」とオリンピックで生まれ変わる札幌を描いています。そして、「あふれる旗 叫び そして唄ぼくらは呼ぶ あふれる夢に」とオリンピックの壮大な宴の様子が描かれます。

そして、「空がのこる まっ青な空があれは夢? 力? それとも恋」と宴の後の様子も描かれます。最後に、「生まれかわる サッポロの地に きみの名を書く オリンピックと」と、オリンピックへの期待や札幌の未来を高らかに歌い上げます。

素晴らしい、これぞオリンピック賛歌です!

 

1998年 冬季長野オリンピックのテーマ曲

長野オリンピックテーマ曲のハッキリとした記憶が、野口的にはありませんでした。ですが、調べてみたら何やかやで5曲もありました。しかも、これらとは別にテレビ局毎のテーマソングもありました。

  • 公式テーマソング:角松敏生 「イレ・ア・イエ~WAになっておどろう」
  • 公式イメージソング:杏里「SHARE 瞳の中のヒーロー」
  • 公式メッセージソング:さだまさし「Dream~愛を忘れない~」
  • 聖火リレー公式応援ソング・ジョージア:槇原敬之 「足音」
  • 開会式テーマソング:森山良子「明日こそ、子供たちが・・・」
  • 閉会式のフィナーレ曲:AGHARTA (アガルタ]) 「ILE AIYE~WAになっておどろう」

これでは、記憶に残るはずがありませんよね。公式テーマの「イレ・ア・イエ ~WAになっておどろう」にしたって、V6のヒット曲という印象の方が強いです。

 

2020年 東京オリンピックには正式なオリンピックソングを!

できれば、2020年の東京オリンピックには、日本人の叡智を総動員して、日本中が心を一つに出来るオリンピック・ソングが生まれることを祈りたいです。

作詞家、作曲家、編曲家、シンガー……超一流が、愛情を込めて作り込んだ公式のテーマ歌を、聴いてみたいと想いませんか? 歌ってみたいと想いませんか? 

 

まとめ

歌は、人々の心を一つにする、力があります! 2020年 東京オリンピックには、公式なオリンピックソングを!

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コメント

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  • コメント (6)

    • 北山美喜
    • 2016年 8月 21日

    いつも楽しく興味深く拝見させていただいております。
    「虹と雪のバラード」は初めて知りました。こんなにすてきな曲があったんですね。
    言葉とメロディーは深い感動と共に、私たちの心の中に残っていきますね。
    本当に2020年が楽しみです。
    ミュージックショナリーも凄く楽しいです。毎回コメントするとしつこくなるかなあと我慢しております。
    次を楽しみにしています。

    • 野口 義修
      • 野口 義修
      • 2016年 8月 21日

      そ、そんなぁ、皆さんからのコメントが、野口の そしてWooM-Song.Clubスタッフの栄養源となっています。 毎回、書いて貰えば、激嬉しいです。「虹と雪のバラード」はは、本当に素晴らしい楽曲ですね。 メロディーも素晴らしいです。涙腺がつい緩みます。 そして、歌詞もよいですね。 オリンピックで街が生まれ、そこで(スポーツの)戦いが 繰り広げられ、その宴の後、その街は生まれ変わり、育っていく!! なんとスケールが大きいのでしょう。
      本日、ミュージクショナリーのえ音をアップしました。 野口の驚く経歴も描かれています(笑)。 今後とも よろしくお願いいたします。

    • マルヤマ カズヨ
    • 2016年 8月 24日

    やはり、東京オリンピックは、超一流の方々が作られるのですよね?
    もう動き出してますね。どんな歌か楽しみです。

    • 野口 義修
      • 野口 義修
      • 2016年 8月 24日

      そうですよね。 楽しみです。 スポーツに焦点を絞り、人間愛や人が生きる意味なんかが 胸に響く歌が いいですよね。 きっと、歌詞は、公募という可能性もあると想います。エンブレムが公募だったように……。 マルヤマさんの歌詞になるかもよ!!

      • マルヤマ カズヨ
      • 2016年 8月 26日

      うわっ♪───O(≧∇≦)O────♪

      • 野口 義修
        • 野口 義修
        • 2016年 8月 26日

        その日目指して頑張りましょう!

メンバーシップ

運営者情報

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野口 義修

音楽プロデューサー。

ベストセラーの『作曲本』(シンコー刊)や『楽しく学べる作詞作曲』(ナツメ社)の著者。

あみんの「待つわ」、雅夢の「愛はかげろう」、アラジンの「完全無欠のロックンローラー」、 伊藤敏博の「さよなら模様」......など多くの才能やヒット曲を世に送り出す。

ヤマハ音楽院、昭和音大で作曲などの講師を歴任。

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